「FLOWER PROJECT」映像作品

「FLOWER PROJECT」ニューヨーク展では石巻市の仮設住宅の壁を仮設に住む方達とボランティアで力を合わせてペイントする様子がわかるのですが、同時に映像も上映しております。これは2012年の宮城県石巻市の仮設住宅での活動をドキュメンタリーとして映像化したものです。

今回の展示のためニューヨークまで同行してくれたフラワープロジェクトメンバーにより作成されました。

彼は今も現地で奮闘しています!


【作品紹介】FUJI-Tsunami


Hokusai-fuji-Tsunami
2011
Mixed-media on canvas
65x40cm


今回のニューヨーク「FLOWER PROJECT」の展示自体、入り口から奥に進むにつれて被災地がアートによって再生していく様子を見ることができるのですが、一方、反対側の壁には対照的な私の作品を展示しています。

この作品は、2011年の出来事、津波・原発・富士噴火の噂・皆既日食など日本が不安に満ちていた頃に描いてます。

破壊的な印象があるかもしれませんが、創造の前は破壊を必ず通ります。

私は、仮説住宅の龍の絵を描く前に、仮設の人達から絵の要望を聞いていました。彼等の多くは「波だけは描かないでほしい」ということでした。

ただ、人間、描かないでほしいと言われると描きたくなるものです。すべて世の中キレイにいきません。負の面、悪の側面があるから美しいものが引き立つのです。私は表向きはボランティアで再生の絵を描いていましたが、個人では破壊の絵を描いていました。そして、この衝動は他ならない人間の本質だと思ってます。


またこの作品は北斎の「富士越龍図」のオマージュでもあり、富士の姿も本来こんな急ではなく、もっと水平に近いですが、霊峰・富士を巡り黒雲とともに昇天する龍に自らをなぞらえています。この落款は九十老人卍筆とあり、北斎が死ぬ3ヶ月ほど前の最晩年の作で絶筆とも言われています。死して次は何が生まれるのでしょうか。

ニューヨーク展に訪れた青年

今回のFLOWER PROJECTの展示自体は、入り口から奥に進むにつれて被災地がアートによって再生していく様子を見ることができます。



最初は当初2011年の被災地の光景、そこから仮設住宅が建ち、無機質だった壁に色がつき、さらに家や家族を失った方達とボランティアがペイントする様子へと続きます。



最終的には大きな龍の絵を背景に、全員で笑顔に写真を撮ったものを展示しています。



ちなみに昨日、展示会に訪れた宮城出身の青年は涙を流していました。
LAからシカゴまで自転車で一人横断してきた途中らしく、感傷的になっていたのかもしれません。


 


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