東京HONZ(本のキュレーター勉強会) 第6回

本のキュレーター勉強会は見事、東京HONZへとクラスチェンジしました。
(HONZの中でもゲームとマンガをカバーしているのは私だけでしょうか??)

今回、ゲストが2人いらっしゃいました。
まずは濱崎誉史朗さん『いんちきおもちゃ大図鑑』『超高層ビビル』など著書を出しながらも数多くの企画を打つ編集者です。アウトローな匂いにとても好感が持てます。

ふたり目はライターの大畠利恵さんでした。文章のまとめ方が素晴らしく尊敬できます。

今日のHONZの勉強会の内容は、東えりかさんのブログでまとめられております。
あの2時間で膨大な量が紹介されたのに、全部載ってますね。。

そして東さんのブログを読むうちに、今まで自分がHONZの勉強会で紹介した本を、こちらのブログにアップしていない事に気づきました(汗)
以前に紹介した本も、これから徐々にアップしていこう。うん。

さて、今日の紹介本はイラスト図解シリーズ3作。
◎『新 冒険手帳―災害時にも役立つ!生き残り、生きのびるための知識と技術』
→現代のサバイバル術がわかります。モヤイ結びなど人命救助の結び方を覚えよう。値段も¥1,000以下と安い。
◎『絵でみる江戸の町とくらし図鑑』
→現在は江戸文化が流行だが、これは細部までいい感じのイラストなのでイメージし易い。つくりが今っぽい。
◎『図解 現代の陸戦 (F-Files No.030)』
→今回、一番の癒やし本。アフガニスタンやイラクなど現代の戦略/戦術がわかりやすく理解できる。またアメリカの装甲車はロケットランチャーに悩み続けていたなど、武器装備についてもイラストがあるので頭を休めながら楽しめる。

HONZは7月のサイトオープンにむけて、色々な企画を練っています。
みんなフットワーク軽いのがいいですね!!

私もロゴアイデアを考えてます。





次はパターンつめつつ、名刺デザインに移行。
楽しい会ですね。本トに。

『ご先祖様はどちら様』

誰もが偉大な家系の1人
大人になるにつれ、誰しも先祖に対し興味が大きくなるのではないか?私は30歳になる迄、自分の祖父についてろくな知識がなかった。両祖父は私が生まれる17年前に他界していたからだ。記憶も何もない。せめてざっくりとした人物像くらいは知りたい衝動にかられ、4代上迄の戸籍謄本を取得し、去年2010年は家系を遡っていた。

そんな中、今年は『ご先祖様はどちら様 』に出会った。この手のタイトルには妙に反応してしまう。何よりルーツ探しは足を動かすのが基本なので、著者とシンクロする部分は多い。著者とは『からくり民主主義』や『やせれば美人』などで知られるノンフィクション作家の高橋秀実である。

「自分のルーツ探し」が気になっていた方にとって本書は絶好の機会なので、購入をオススメする。本書の流れはこうだ。著者はよく佇む癖があるが、その事を他人から「ルーツは縄文人にある」と指摘され、本人の名字である「高橋」という家系を探す旅に出かける。役所では戸籍を調べ、家系図を探し、家紋を調べ、祖先の土地を訪れ、親戚の話に耳を傾ける。そんな中、自分と先祖の関係を発見していく。

本書でユニークな箇所がある。「自分の親に対して、先祖に関する情報を説明していくうちに、あたかも子供に対して説明している感覚になった。親子関係が逆転していく現象がおきた」これは本当だ。戸籍謄本からは意外と面白いデータがとれる。離婚歴、実は誰それの養子など。また役場の人が書いた、達筆な字体も見応えがある。本書のディテールの面白さは著者の書き方のスキルによるが、本書から疑似体験し、購入するのと同時に自分の家系のルーツを是非探してほしいと思う。思わぬところで「おじいさんの写真がみつかったよ」など、不思議な家族との連帯感がひょっこり生まれる。意外に親戚の一体感は強く計り知れないものだ。

※4代上まで遡る際に参考とした『家系図のつくり方が面白いほどわかる本/丹羽 基二』こちらは気軽に家系図をつくりたい人にオススメ。

※本文には、全員が除籍となった戸籍は80年が経過すると廃棄されるとありますが、2010年の戸籍法施行規則改正により、150年に延長となりました。

『これからのアートマネジメント』

あらゆる“場”を再生させるアートの力

一見ありふれた町並みに、アートで新しい価値を加える。
そんな事ができないかと考えた時に、本書は強力なガイドとなりそうだ。

現代はブログや画像、映像など個人の表現をどうパブリックに配信するか問われるが、
本書は社会におけるアートの存在について認識を捉えなおす事ができる。そしてダンスや美術、音楽や演劇など多様なジャンルで活躍したいと思う人達にとって可能性を秘めている一冊でもある。

総勢20人以上の著者が執筆しており、それぞれは人と社会の新しいアート関係を創造すべく活動を続けている。

中でも興味深い内容は、アートを活動に取り入れているNPO法人は全国で4000以上になるそうだ。それら団体は鑑賞機会の提供、実演、アーティスト支援、教育・福祉、医療など扱う内容が幅広い。さらに具体的なお金の捻出法、例えばアサヒ・アート・フェスティバルに団体として展示/参加する事で、支援金が約50万円提供される実例などが掲載されているなど、アートマネジメントにおける考え方と具体的な実践論は非常に参考になる。

また表現の発想方法やリテラシー、クリエイティブ・コンテンツのつくり方など、次世代クリエーターにとって旬な情報が掲載されているので、
芸術活動を推進する側の人間、とりわけ以下のような芸術家をバックアップする人やプロデュース等を行っていく人達にとってオススメの一冊だ。

○ 無価値なものに価値を見いだしたい(例:さびれた商店街をアートで活性化。空きスペースを知恵とアート制作で有効活用)
○ 独自の展示方法を考えたい
○ 芸術面での価値/お金の生み出し方を知りたい


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