【仲間募集】シャッターに絵を描く



このたび、
赤羽橋の商店街、靴屋さんのシャッターに絵を描く事となりました
人数がたりないので、お手伝いしていただける方を募集してます。

靴屋さんにお話を聞くと、現在のシャッターにも絵が描かれていますが、抽象画なのでぱっと見では何の店なのかわかりません。(かなり古くなっている)
とにかく、新しくわかりやすくして欲しいそうです。

制作の期限は商店街のお祭りがある10月1日まで。
まだ暑いので、9月に制作しようとしてます。お手伝いできる方はお声がけ下さい!(画材の買出し、スプレー塗り、ハケ塗りなど)今度は、商店街の名前を「アート通り」に変更したいそうです。

『フォントのふしぎ ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?』

高級ブランドのロゴはなぜ高級そうにみえるのか?そんな文字にまつわる素朴な疑問に答えてくれる本である。デザインに少しでも興味ある人なら、ちょっと中を見れば興味が湧くだろう。

中を覗けば美しい文字の組み合わせと、フォントのサンプルであるブランドショップや海外の写真がフルカラーで掲載されている。フォントの本は数多く販売されているが、本書は見ているだけでも楽しい。

著者はドイツ在住の日本人、欧文フォントデザイナーだ。書体の専門家が、欧米の街中で撮影した写真を元に、目からウロコのフォントの不思議について語ってくれる。まるで専属のガイドと共に世界の街角を散歩している気分で、フォントについての知識が楽しく身につく。世界中の街角で撮影されたお店の看板、パッケージ、チラシなどはとても華やかだ。

第一章の「高級ブランドはなぜ高級に見える?」では、「LOUIS VUITTON」や「Dior」など、高級ファッションブランドのロゴにまつわるトリビアが満載だ。実は高級ブランドの美しい書体は、できるだけ飾らずそのまま使っている場合が多い。ポイントはどうも字間の「スペース」にあるようだ。本当に微細な感覚で、スペース1つにここまでこだわるか!と感心せざるを得ない。(と同時に嬉しくなってしまう)

またフランス、イギリス、ドイツそれぞれの街の雰囲気を作り上げている特徴的な文字も掲載している。文字を見ているだけなのに、その街へ旅行した感覚になってしまう。本書は約70のコラムから構成されており、銅版印刷から生まれた「Copperplate Script」や、世界を駆けめぐる「Helvetica」などの、興味ある項目から自由に読んでいってもらいたい。

この本を読んだ後、読者は普段目にする文字をまったく別の角度から見る事になるはずだ。そして文字の世界に、少なからず興味を持つだろう。日本では雑多に書体が存在するが、著者が言う「形が目立つのは、字に邪魔な要素がある」には深く納得だ。

デザインに関連する人にとって必読の一冊だが、なにせ良質な写真が多いので、そうでない人でも眺めているだけで楽しくなる良本。


『新版 江戸の春画 江戸人の性愛を描く』

日本の春画は海外で高い評価を受けている割に、残念ながら国内での評価は低い。春画といえばポルノと誤解され「異端」の扱いを受けてる。こうした現状に疑問を持ち、長年地道な春画研究を続けてきた著者は、「江戸人はそんなに野暮じゃねえ」と言い放つ。

国際浮世絵学会常任理事である著者は、春画こそ「遊び絵」「笑い絵」として粋な江戸人の間で流行していたと主張する。現在のポルノ風な見方 は西洋の影響が強いが、そこを除けば当時のスーパースターである北斎や国芳といった浮世絵師たちが「絵ことば」を駆使し、ユーモアたっぷりな「性愛エンタ テインメント」世界を繰り広げていたことがわかるというものだ。

本書では江戸の春画65図が掲載されており、気軽に解説を読みながら楽しめる。春画は自慰行為の他に、夫婦で見て笑いあったり、女性に見せ 誘惑する手段でもあった。春画はポルノか?芸術か?という論議も野暮である。ポルノなら悪、芸術なら善という分け方も単純すぎる。ポルノも芸術も表現。ど ちらも優劣は付けられないはずだ。猥褻で何が悪い。

交合図には若衆相手が多く見受けられる。江戸の女性達は年齢に関係なく若衆が憧れの対象であり、大人の男=マッチョは眼中にないとのこと。なるほど、ジャニーズ好きな女性が多い現代の日本に通じるものがある。

春画の中でも、特に圧倒されるのは「蛸と海女」に代表される葛飾北斎による『喜能会之故真通』(きのえのこまつ)であろう。だが本書にはそれを超えるアブノーマルな獣と人の絡みが紹介されている。獣と人による交接や、性器をかたどった妖怪の絵などおもわずにやけてしまう。

そして春画の中には「まら」「ぼぼ」の品定めの話もあるのだ。『女大楽宝開』によれば「ぼぼ」を定義しランク付けしている。
一、高 二、まん 三、はまぐり 四、タコ 五、雷
六、洗濯 七、巾着 八、広い 九、下 十、臭い

最後に吹き出してしまった。江戸人はオチを忘れていないようだ。ご丁寧に春画原文には解説(理由)もあるので、本書でぜひ確かめてほしい。

さらに「春画はファッション誌」のトピックは興味深い。絵柄は単なる裸でなく、背景の描き込みによって情景に凝る風潮が出てきたが、多様な 趣向には多様な演出、つまり衣装の存在が不可欠であった。春画は色数の上で制約のあった浮世絵と違い、掘りにも摺りにも制約がなかったので、衣装がどんど ん豪華になっていった。ここからファッションの流行も生まれた。「なぜ性器を大きく描くのか?」の話も面白い。誇張はただの見栄ではあるのだが、度がすぎ れば(性器が大きく描かれている事で)「これじゃ大変だ」というユーモアが生まれるのである。

本書は白黒写真ながら多くの春画を説明しており、江戸性文化の良き解説書である。また日本の男女とは何たるかを教えてくれる。春画の面白さが何かよくわからない人には特にオススメだ。

※巻末には主だった「画家の生没年」が記載されている。当時のスーパー絵師達がそろって春画を描いているのは圧巻である。

――――――――――――-
春画自体をフルカラーで楽しみたい人は『江戸春画の性愛学 (ベスト新書)』をどうぞ。着物の柄は必見。



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